自民党じみんとうの派閥はばつの政治せいじ資金しきんパーティーをめぐる問題もんだいを受うけて自民じみん・公明こうめい両りょう党とうは、16日にちから政治せいじ資金しきん規正きせい法ほうの改正かいせいに向むけた実務じつむ者しゃによる協議きょうぎを始はじめました。

両りょう党とうは議員ぎいんの責任せきにん強化きょうかや政治せいじ資金しきんの透明とうめい性せいの向上こうじょうなどで一致いっち点てんを探さぐり、できるだけ早はやく与党よとうとしての案あんをまとめたうえで、野党やとうとも合意ごうい形成けいせいを図はかり、今いまの国会こっかいで法ほう改正かいせいを実現じつげんしたい考かんがえです。

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「信頼しんらい回復かいふくのためには法ほう改正かいせいをはじめ再発さいはつ防止ぼうしに取り組とりくまなければならず、しっかりと先頭せんとうを切きって進すすめることで党とう総裁そうさいとしての責任せきにんを明あきらかにしたい」と述のべました。

これに対にたいし立憲りっけん民主みんしゅ党とうの岡田おかだ幹事かんじ長ちょうは「両りょう党とうがそれぞれ考え方かんがえかたをもとに協議きょうぎすべきで、自民党じみんとう案あんができていないのであればどうやって協議きょうぎするのか」と述のべ、自民党じみんとうが党とうとしての案あんを固かためずに公明党こうめいとうと協議きょうぎに入はいったことを批判ひはんしました。

野党やとう側がわは大型おおがた連休れんきゅうの前まえに政治せいじ改革かいかくを議論ぎろんする特別とくべつ委員いいん会かいを開ひらいて、各党かくとうが考え方かんがえかたを述のべる場ばを設もうけるなど、速すみやかに国会こっかいで議論ぎろんを始はじめるよう引き続ひきつづき求もとめる方針ほうしんです。

一方いっぽう、今回こんかいの問題もんだいで自民党じみんとうは、離党りとう勧告かんこくの処分しょぶんとした安倍あべ派はの塩谷しおや元もと文部もんぶ科学かがく大臣だいじんが請求せいきゅうした再さい審査しんさを認みとめないことを決きめ、処分しょぶんが確定かくていしました。

塩谷しおや氏しは来週らいしゅう25日にちまでに離党りとうしない場合ばあいは除名じょめいされることになり、それまでに離党りとうするかどうか判断はんだんするとしています。